茨城県牛久市の弁護士小室光子の記録です
今日は,弁護士を目指したいという女性(お母さんでもある)と
お話しする機会があった。

そこそこ,長丁場の勉強になることは覚悟の上のこと。
司法試験は,現役で大学生のころから目指しても,
どんなに早くても数年を要する。

まして,仕事をしながらだったり,子育てしながらだったりしたら,
いろんな制約がある中での勉強になるから,さらに長丁場を
覚悟しなければ飛び込めないと思う。資金の問題もあるし。

お話ししている中で,
モチベーションが下がったときにどうしていましたか,
というご質問を頂いた。
弁護士は,1度登録して業務を開始すれば更新制度はない。
つまり,よほどのことがない限り「辞めさせられる」ことはない。

でも,法律は次々に新しいものができていくし,
後から後から改正もされていく。

事の性質上,周辺知識もあれこれ必要で,
追いかければきりがないけれど,何でもかんでも
「専門外なので詳細はわかりませんが…」と言い訳をするわけにもいかない。

つまり,勉強を怠ればあっという間にスキルは落ちるから,
弁護士は仕事の傍ら,勉強を続けなければならない。
というか,勉強も仕事のうち。

…はい。自覚しています。私などまだまだ
「スキルが落ちる」心配をするレベルではなく,
少しでも「スキルアップ」するための勉強なんだけどね(^^;

先日,ロースクールのときのつながりで始まった勉強会に参加した。
2か月に1回程度のペースで,持ち回りの発表形式の勉強会。
毎回のテーマも発表方式も発表者任せの気楽なものながら,
いつも新しいことを学べるので本当に勉強になるし,楽しくもある。

次回は私が発表担当。さて,テーマは何にしようかな。
次の二回試験まで、ほぼあと1か月になったよ。
あの悪夢?からもう半年が過ぎたんだよね。

立ち直りの早さ(笑)は、このブログで立証してきた通りだけど、
この機会にあれもやろう、これもやろうと思ってきた勉強、
どれだけできたのかと振り返れば…。

あれも終わってない、これもまだ微妙に見直し終わってない、
これなんか結局手つかずじゃん!!
と、やり残したことばかりが目につく今日この頃。

まあ、試験勉強というのはそういうものだよね。
司法試験の直前もそうだったしさ。

終わっていないことを数えるのではなく、これもやった、あれもやった、
修習生当時には絶対無理と思っていたこの課題もこなしてきた、と
不十分であろうともこなしてきたことを数えて、残りの毎日を頑張ろう。

二回試験は、実体法(主に民法・刑法)の知識を疑われるとやばい。

まあ、当然と言えば当然だけどね。
世の中に起きる事件・紛争の解決手段の大きな拠り所となる
民法と刑法について「こいつ大丈夫か?」と思われてしまう弁護士に、
誰だって相談したくないだろうし、そんな検察官に起訴されたらたまらないし、
ましてそんな裁判官に裁かれた日には…って話だからね。

ということで、司法試験受験生のときに使っていた資料を、
今更ながらざっと見直したりもしてみる。
そうしたら、なんか、別の視点から色んな思考が広がる感じがしたよ。

ローや修習で、実務を見始めたときにも、紙面、机上の話でしかなかったことが、
立体感を帯びるような感じがしたんだけど、そこからまた更に一歩進んで、
具体的にこの条文が使われる場面(自分が弁護士だとして)を
想像できるようになったというか。ちょっとだけだけどね。

…本当は、修習生の間に、そういう視点を持って勉強しておくべきだったんだろうな。
ステップアップ民事事実認定ステップアップ民事事実認定
(2010/12/27)
土屋 文昭、林 道晴 他

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裁判官等、複数の実務家から薦められたのだけれど、
民事事実認定について、わかりやすいし、いい本だと思う。

「です・ます」調で、基本的なことから解説しながらも、
訴訟代理人(弁護士)として具体的にどういう活動をすればよいか、
という視点での記述もたくさんあって、仕事を始めてからも使える気がする。
まさに「ステップアップ」な感じ。
司法試験に合格し、司法修習のカリキュラムを終えたものの、
最後の関門、通称二回試験で跳ね返されるという同じ経験を持つ先輩方から、
その体験談を聞く機会があったよ。

二回試験で失敗した人は、もちろん人それぞれ置かれた立場は違うけど、
おそらく一人残らず、各自の立場でつらい思いをしている。
長い目で見たら、大したことではないとわかっていても、渦中にあるときは
それなりにしんどいものもあるからね。

それを乗り越えた先輩方の笑顔を見るだけでも、本当に元気づけられる。
私も頑張ろう♪
東京に約20名が集まって、今日からゼミが始動したよ。

二回試験で不合格になる人が一定数発生するようになって以降なのか、
それよりもっと以前から伝統的にあるものなのかはわからないけど、
この少数派集団にも一定程度のノウハウの蓄積があるみたい。

各自がそれぞれのルートから仕入れた情報を持ち寄って、
こうして一緒に勉強していけることは、本当にありがたいと思う。
情報を共有し、切磋琢磨し合って、今回失敗した90人全員が、
きっちり夏にリベンジを果たさなければならないんだよね。

頑張ろう!
先輩や、同期、同志の話も総合して、
自分なりに敗因分析をした結果を持って教官との面談に臨んだんだけど…

おおむね、その分析通りだったものの、「え!?」というところもあった。
致命傷の一つだと思っていたことがそうではなかったとか。
やっぱり教官とお話しさせて頂くことで得るものは多いなと思ったよ。

今日は二回試験リベンジ組による決起集会だったよ。
幹事を引き受けて下さった同志や、参加してくれた同志に感謝です。
ありがとうございました。

メーリスにはすでに同志の3分の2以上が結集しているのだけれど、
今日の東京集会には3分の1近くが集まって、今後の勉強方針等を話し合った。

つらい体験をしたときに、傷を嘗め合う集まりなら意味はない(と私は思う)けど、
ちゃんと前を向いて、お互いのつらさを笑い飛ばせる集まりはありがたい。


…あれ?こうやって自分のつらい体験を笑い飛ばし合ったこと、過去にもあるな。

そうそう、離婚した直後だ。
修習の帰り,日弁連主催の
「市民集会 取調べの可視化の導入を!」というイベントに出てきたよ。

~足利事件再審無罪判決・リクルート事件から考える~
というサブタイトルがついていて,菅家さんと江副さんもお話し下さった。

取調べの可視化は,ローに入学する前から
(この前書いた死刑制度についてもそうだけど)
興味を持って調べたり考えたりしてきたテーマの一つなんだ。
研究特論も,最初はこれをテーマにしていたくらい。

…変更した経緯は,過去に書いたとおりだけど(^^;