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弁護士小室光子の記録です

昨日、息子が通う高校で、進路講演会というのがあったの。
某大手予備校の講師が近年の大学入試について、
高校1年生の子を持つ保護者向けに解説してくれるというもの。

その中で、学部ごとの人気みたいなデータがあって、
法学部はここ数年、人気が下がっているんだって。

他の学部については特に解説しなかったのに、法学部だけ取り上げて、
新司法試験というのができて、
法科大学院を卒業しなければ受験できないという制度になったということ、
前の司法試験は30歳、40歳になっても受け続けることができたけれど、
新司法試験は3回という回数制限があること、しかも合格率は低いということ、
を、法学部の人気が落ちている理由として解説していた。

苦笑してしまった…。
保護者として聞くべき話だとはわかっているけれど、当事者だからね。

しかも、司法試験に合格して修習を終えても、二回試験でつまづくこともあるし、
二回試験に合格しても就職先が決まらず、独立する準備もできていないために
弁護士登録しないままの人もいる。

無事に弁護士としてスタートしても、就職先のボスとうまくいかない等の理由で
数ヶ月のうちに、せっかく入った事務所をやめてしまう人もいる。
何年か弁護士経験を経た上で、自分はやっていけないと結論づける人もいる。

裁判員裁判が始まったり、検察の不祥事があったり、
法曹業界はまさに激動の時代だよね。
個人レベルの職業として考えたときには、
特にものすごい勢いで数が増えている弁護士業界は、10年前、
いや、数年前と比較しても、おそらくかなり様相が違うのだろうと思う。

保護者として考えたら…、中途半端な志ならやめたほうがいいと言うだろうな。
なるための道程が大変な割に、描いた理想と違う可能性が高い気がするから。
弁護士という職業をどう考えているのか、どうして弁護士になりたいのか、
よく調べて、よくよく考えた方がいいと言うだろう。
少なくとも「とりあえず挑戦してみたら?」などとは言えない。

それでも私は、やっぱり弁護士になって、仕事がしたい。

2011.02.13 / Top↑