茨城県牛久市の弁護士小室光子の記録です
68期司法修習生を主な対象とした,「就職合同説明会」が10月13日に開催される。

私が合格した年にもこの企画はあったけど,
「東京」「就職」の二単語を見て,「私には関係ない」と,関心を持たなかった。
就職するつもりはないし,東京で働くつもりもなかったから。

去年から,この説明会の日弁連ブースで相談を受ける側として参加している。
それで初めてわかったのだけど,実は,「東京で就職したい人」だけを
対象とした企画ではない。(私は勝手にそう思い込んでたけど。)

日弁連のブースでは即独についての相談も受けるし,
東京以外の弁護士会も,相談ブースを設けて相談を受けている。
(今回の参加弁護士会は今のところ未定だけど。)
なので,東京で就職したい,以外の修習予定者や修習生のみんなも,
情報収集の意味もあるし,参加を検討されたらいいと思う。
弁護士登録後,既存の事務所に入らず,すぐに独立開業することを
「即独」という。

「即独」という言葉はなくとも,昔からあった形態らしいけど,それを
ことさらに取り上げられるようになったのは,弁護士の数が激増して,
「就職できない新人弁護士」が増え,「仕方なく即独する新人」が増えてきたから?
少なくとも,私が即独した3年前ころには,「即独」=就職できなかったかわいそうな新人,
というイメージがあったと思う。私がそう感じただけかもしれないけど。

少なくとも私は,積極的即独を自称していて,実際そうなんだけど,それでもなんか,
即独です,
と言うとき,いちいち「私はそもそも就職は考えておらず,最初から独立開業を
目指していたんです」と弁明しなければならなかった(気がする)。

けど,日弁連主催の修習生向けの「即独・就職相談会」に相談を受ける側として
参加させていただくようになって2年くらいが過ぎたけど,この短い期間で見ても,
良くも悪くも状況は激変しているなあという感じがする。

良い方を書くと,「積極的即独」組が増えてきている気がする。
就職先がないからやむを得ず即独するというのではなく,早い段階から
戦略的に即独を目指している修習生。

彼らの相談は,すごく前向きだし,具体的。
後日,実際に即独開業して軌道に乗り始めました,という報告を受けることも多い。

安易に即独は勧めない。即独ならではの苦労も多いから。
でも,新しく職に就く以上,苦労があるのは当然だし,それは就職しようが,
独立しようが,苦労の種類は違っても,同じことかもしれないね。
各自置かれた立場で,自分に合った働き方を考えればいいと思う。