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弁護士小室光子の記録です

裁判の傍聴って、行ったことある?

司法試験の勉強を始めてから、行きたいなあと思いつつ
早8年近く・・・・・昨日、初めて行ってみました~。

入り口では飛行機に乗る前のような手荷物検査。
昨日は何か人気(とは言わないか)の裁判があるらしく、
傍聴券の抽選にたくさん人が並んでいたよ。マスコミのカメラも来てた。

それらを横目で見つつ、予定表で刑事の新件をセレクト。
新件にしたのは、冒頭手続きとかを見たかったから。

2つ見て、そのうちの1つは、中国人のいわゆる不法滞在の事案。
第1回公判にして判決まで出たから、手続き全体を見たことになる。

被告人は43歳の男で、10年ほど前に日本に密入国。
以来、中華料理屋などを転々とし、祖国の家族(両親、妻子)に
仕送りをしてきたらしい。

日本へは「蛇頭」の手引きで入国、仲介料として300万円を支払い、
日本で稼いだ700万円の多くは、そのための借金の返済で消えたとか。

興味深かったのは、今回、不法滞在が明らかになったのが
強盗の被害に遭って、それを警察に届けたのがきっかけだという点。
もともとこの年末に中国に帰るつもりだったというから、何か諦めて
(疲れ果てて?)警察に行ったような感じも受けたんだよね。

というのは、その強盗の犯人は、いっしょに住んでいた人らしいんだって。
なのに、そのいっしょに住んでいたところの住所を、黙秘して言わないの。
裁判官が「どうして強盗をした人かもしれないのにかばうの?」って
訊いても、(通訳を介して)「言いたくありません」って。

うーん。何かありそう・・・・。

裁判官は、それ以上はつっこまなかったけどね。
判決は懲役2年6月、執行猶予5年だった。

裁判って、何かもっと「特別なこと」かと思っていたんだけど、
想像以上に「手続き的なこと」だという印象を受けた。
訴訟法の定める手続きに則って、淡々と進んでいくというか。
もっとも、当事者にすれば相当「特別なこと」にちがいないけどね。


・9月28、29日の勉強
 刑訴定義、レジュメ読み
 憲法百選読み
 民法情報シート読み

AUTHOR: ハル URL: http://blog.drecom.jp/go_fight_win/ DATE: 10/03/2005 12:10:17 裁判の傍聴、わたしも一度行ってみたいんですが、突然行ってなんとかなるものなんでしょうか?
事前にどんな事件の予定があるかとか調べておくもの?
それにしても、その密入国の中国人の方の話、仲介料をまじめに返済してもう帰国寸前だったってのに、身内にお金をとられてしまうなんてなんだか気の毒ですね。それにその強盗犯、密入国だから届出できないだろうと踏んでとったとしたら許せない奴ですが、それでもかばってるとは。
自分も犯罪者(密入国の)だから相手のことも断罪できないとか思っちゃうんだろうか。
複雑な事情がありそうですね。
2005.09.30 / Top↑
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