茨城県牛久市の弁護士小室光子の記録です
「刑事判決書起案の手引き」を読んでいたら
「文体」なんていう項目があった。
この本は,司法試験に合格して,
法曹界で仕事をすることになる人向けに書かれている本。

そこには
「判決書の文章は口語体を用いる。
ただ,判決文にはその性質上ある程度の格調の高さが要求されるので,
卑俗に流れることは戒めなければならない。
また,判決文は,正確を期する余り,同じような語句を重ねて使用し,
そのために冗長にもなり読みにくくなって,文章としての美しさを
失う傾向がある。正確で簡潔な文体を工夫し,よりよい判決文のスタイルを
作り上げる心掛けが必要である。」
と書いてあった。

小さく感動したわ,私。
へえ・・・判決文にも,そんな気遣いがあったんだ。
「格調の高さ」とか「卑俗に流れること」なく,なんて,文学的だよね。

司法試験の論文試験に関しては,「読みやすい文章」ということは
言われるけど「文章としての美しさ」なんていらないって言われるからね。

私は,個人的には,読みやすい文章は,美しさも備えていると思うんだ。
だから,「文章としての美しさ」というフレーズをテキストに見つけて,
ああ,やっぱりそうだよねえ,って感動したわけ。

 コメント
この記事へのコメント
判決文の書き方にも作法があるのですね。

ところで、近年の厳罰化で判決文の内容もかわってきているのでしょうか?
2009/08/21(金) 18:50 | URL | Piichan #qxlL3MJo[ 編集]
Piichanさん,コメントありがとうございます。
厳罰化と判決文の内容は,関係ないと思います。
厳罰化というのも,マスコミなどで言われているだけで,
現場はそれを意識しているでわけではない
(意識的に厳罰化しているわけではない)と私は思います。
ただ,裁判員制度も始まって,わかりやすい判決文を,
という意識が高まっていることは確かだと思います。
2009/08/21(金) 22:17 | URL | mico #-[ 編集]
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