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弁護士小室光子の記録です

たぶん,高校のときの「現代国語」の教科書だったと思うけど,
「悲哀の仕事」というタイトルの単元があったんだよね。

「悲哀の仕事」っていうのは,喪失体験があったときに,
急性の不安状態になったり,現実を否認したり,
回想にふけったりみたいな感情体験を繰り返した後に
ようやく悲しみから立ち直ることができる,みたいなこと。

父を亡くして,けど修習を休むわけにはいかなくて,
というか,私の生き方の問題として,休みたくないから,
とりあえずスケジュールがあることがむしろ,幸いだと思ってた。
悲しみに浸る時間すらないから。

けど,これってもしかして,
あんまりよくないのかな,とか思ったりもする。
ちゃんと「悲哀の仕事」をしたほうがいいのでは,みたいな。

今は,気を緩めると,何も考えなくても,涙が出る感じ(^^;
なんだろな。別に,今さら悲しいとかじゃないんだ。
いや,悲しいのは,悲しいに決まってるよ。人一人,死んだんだから。

けど・・・

親は子より先に死ぬのは当たり前のことだし,
父は,もう何度も生死の境を行き来して,そのたびにある意味,
覚悟をしたりもしてきたから,誤解を恐れずに言えば,ほっとした部分もある。

ああ,これがいわゆる喪失感か。
過去に何度か書いているけれど,私は母との関係が良くなかったから,
父に対する思いはまた,格別なものがあったんだ。

司法試験についても,父だけだもん,身内で応援してくれていたのは。
その父が,今はもう,この世にはいなくて,味方をしてくれる身内だけに許される,
やや誇張した「micoってすごいでしょ♪」的な会話をすることもできないんだよね。

それを思うと,とっても悲しい。

けど,ま,人は誰でも,たくさんの人に支えられて生きているわけで,
個人的にも,それに気がつく毎日でもあるから,私は大丈夫。

今日も,意外な方から,私のブログをずっと見ていると言って頂いた。
こういうとき,やっぱり感激するんだよね。(Kさん,ありがとうございます)
にわかに恥ずかしくなるのは,毎度のことだけど,少なくとも,ここを見て,
「何?こいつ・・・」って否定的な感情で見ているとしたら,本人たる私に
見ているということを告げて下さったりはしないだろうし。

そう思うと,一人ではない自分というのを実感できるし,
周囲の人々によって,自分も前向きにさせてもらえていることがわかる。
もちろん,距離感は色々だけれど,今,ここを見てくださっている方は,
それだけで私と関わりを持って下さったということなんだよね。

見ず知らずの私のことをご心配頂いたり,お気づかい頂いたりして,
本当にありがとうございます。

初七日の今夜くらいは泣いて明かそうかとも思ってたけど,
そんな体力もないから,早々に寝ることにするわ(^^;





2010.01.22 / Top↑
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