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弁護士小室光子の記録です

東京家庭裁判所の少年部での修習が今日で終わったよ。
2週間,どっぷり少年事件だけに浸かっていて,
この分野のやりがいを,存分に感じることができた。

…なんていう,修習生としての冷静な感想はもちろんあるけれど,
それ以上に,単純に,感動することが多かった。

大ざっぱな言い方だけど,少年事件の現場は,保護者はもちろん,
裁判官や書記官,調査官,付添い人,施設の職員,学校関係者等,
助けを必要とする少年を取り囲む大人たちがチームを組むような印象がある。
その中で,いわゆる「更生」を果たすことができる少年は,
その機会に恵まれたという意味で,もしかしたらラッキーなのかもしれない。

家裁に送られてくる少年は,程度の差はあるにせよ,
それなりの「非行」を犯した,「問題のある」子どもたちばかり。
けど個別に見たとき,本来的に凶悪な子なんて一人もいないと改めて感じた。
生まれながらの犯罪者なんて,この世に一人も存在しないんだよね。

親をはじめとする社会が,そういう子に育ててしまったという面も大きいと思ったよ。
審判等では,当事者である子どもと同時に,その親を見ることにもなったのだけど,
率直に言って,親のほうの問題が大きいと思えることも多かった。

弁護士になって,付添い人として仕事をするときには,
親も含めた,その子をとりまく問題を直視しなければならないと思う。

少年部での修習を選択して,本当によかった。
2010.10.22 / Top↑
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