茨城県牛久市の弁護士小室光子の記録です

司法修習生の給費制打ち切り

色んなところで、色んな方が書いておられるので、私ごときが
出る幕でもないけれど、ほんと、ありえないと思う。

司法試験は今や、
基本的には法科大学院を卒業しなければ受けることすらできず、
そのために既に数百万円単位の借金をしている学生はたくさんいる。私もそう。

にもかかわらず、
司法試験自体、卒業してから2か月近くたってから行われ、
合格発表は卒業後の9月、順調にいっても修習生になるのは
法科大学院を卒業してから8か月ほども過ぎてからなわけで。
その間はアルバイトをする人が多いものの、稼げる額などたかが知れている。

そこへ来て、司法修習に行って1年間、無給って…。
兼業禁止なのでアルバイトもできないし。
どうやって生きていけというのだろう。
しかも、(私みたいに)二回試験に失敗して資格取得が遅れることだってあるし、
無事に修習を終えても、就職したいのにできない人もいる。
即独する踏ん切りがつかずに登録もしないでいる人もいる。

結局、親のスネをかじることが許されるとか、借金のアテがあるとか、
たくさん貯金をしていて数年は無収入でも大丈夫だとか、そういう
ある意味の恵まれた人でないと、なかなかこの道を選べなくなるではないか。
少なくとも、いったん社会人になってから司法試験を目指すことは、
かなりの勇気を要する選択であることは間違いない。

自分が食べてもいかれなかったら、人権とか社会正義とか言ってられないでしょ。
経済的に豊かな暮らしをしたいと思ってこの職業を選ぶ人は最早あまりいないだろうけど、
最低限の生活すらできないのであれば、どんなに徳のある人でもやっていけないと思う。

そういうわけで反対です。
2011.08.05 / Top↑
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