茨城県牛久市の弁護士小室光子の記録です

少なくとも私は,司法修習生のときに給費がなくて貸与制だったら,
法科大学院に入学することはなく最後まで旧司法試験を受け続け,
それで合格できなかったら,弁護士になることを諦めていたと思う。
いや,旧司法試験を受け続けることなく諦めたかもしれない。

私は母子家庭の母親で,実家の援助があるわけでもなく,
息子と二人暮らしでやってきた。当然,お金なんかあるわけがない。

それでも法科大学院に入学しようと決心できたのは,
法科大学院生の間は限度額いっぱいまで奨学金を借りることで,
どうにか生活できるだろうと思われたこと,
卒業後最初の試験で合格し,修習生になれば給料がもらえる,
という見通しがあったから。

もちろん,最初の試験で合格することは大前提にあった。
自信があったわけではないし,母子家庭のくせに
(あ,「くせに」までは言われてないけど)
司法試験なんかやってる場合じゃないと言われたこともある。

けど,やるしかないという決意はできたんだ。
それはやっぱり,合格して修習生になれば給料がもらえるというのも
大きかったと思うんだよね。

給費制がなくなったら,
そういう一大決心をしてこの道を志す人は確実に減るだろうね。
そのことが,社会的にどういう意味を持つのか,損失なのか否か,
正直言ってよくわからないけど,
「法曹界に多様な人材を!」という理想は,理想のままになりそうだね。


10月27日に,給費制存続を求める集会が開かれます。
私も茨城県弁護士会から参加させて頂きます。
2011.10.18 / Top↑
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