茨城県牛久市の弁護士小室光子の記録です

司法試験受験生の頃も,特に民事系では法的に正しいというだけでなく,
「結論の妥当性」を無視しないことが大事,というくらいの認識はあった。
法律を杓子定規に適用すれば,こういう結論になるけれども,
当事者の色んな事情を総合的に見たとき,その結論は妥当なのか,
そのままでいいのか,修正する必要があるのではないかという意識。

実務に就いて,実際の事案を,人を目の前にして思うことは,
さらにその先の配慮が弁護士には必要だということ。

法的にはこうなる,結論の妥当性を考慮した上でバランスとしてもこうなる。
弁護士の仕事は,最低限,そういう解決ができればいいのかもしれない。
けど,客観的考慮要素が同じでも,人によって受け止め方も違うし,
法的に正しくて妥当な結論が,必ずしも最善の解決でないこともあると思う。
相手方とのこれまでの経緯や,人間関係,間柄によっても違ってくるしね。

もちろん,弁護士が関われることには限界はあるし,
所詮は仕事上のお付き合いと言ってしまえばそれまでだけど。でも,
たとえ仕事上であっても,人として関わることになったのは何かのご縁だから,
そのご縁を大切にして,誠実に考えて仕事をしていこうと思う。
2011.10.31 / Top↑
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