茨城県牛久市の弁護士小室光子の記録です

どちらも,
「公権力による強制的な身体拘束」からの解放である点は同じ。
「保釈」はテレビニュースとかでもよく話題になるし,
一般によく知られている通りのイメージだと思う。

けど,「仮放免」は,あまり知られていないよね。
…私も,弁護士になって,外国人の事件に関わるまで知らなかった。
(すみません。)

簡単に言えば,広い意味で不法滞在ということで退去強制の対象となり,
入国管理センターの施設に強制的に収容されている外国人を,
「仮」に身体拘束から解き放つ制度。

今,弁護士として,仮放免の申請をすることが度々あり,
現実に,長期間(半年以上)の身体拘束から解放されていく人を見ている。

仮放免許可申請,と仕事として言ってしまえば1つのパターンにすぎない。
けれど,日本に入国し,入管に収容されるまでのその人のたどった人生,
日本に滞在したい個々の事情を思うとき,とりあえずであっても,
出ることができて,帰るべき人の元に帰ることができて,本当によかったね,
と思う。

でも,やっぱり「とりあえず」なんだよね。
仮放免は,根本的には何の解決にもならない。
それにここには,個々人の問題を超えた,国家的な問題がひそんでいるわけで,
そこに思いを馳せるとき,自分の無力を(いつものことながら)実感する。
2012.09.23 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://micko.blog29.fc2.com/tb.php/1995-8775801e