茨城県牛久市の弁護士小室光子の記録です

今日は,水戸で水島朝穂先生の講演を聴いてきた。
やはり今の,憲法を取り巻く状況が,非常に危機的であることがよくわかった。

私は法学部出身ではないから,憲法について
義務教育以上のことを勉強したのは,伊藤塾の伊藤真先生の講義が初めてだった。
あくまで,司法試験受験を目的とした勉強の一環と言われればそれまでだけど,
本当に,大切なことを学んだと思う。

今,現実に,憲法96条をいじることが日常のニュースに流れていて,私も,
大変な危機感を覚えている。
そもそも今の憲法は,あの戦争の反省に立脚し,
国家権力の暴走に歯止めをかけるものになっている。
国家権力から国民の基本的人権を守ること。
人権が目的で,統治(政治)は手段であること。

だから,簡単に改正できないようになっていて,それを定めたのが96条。
これを改正するということはつまり,今より簡単に憲法を改正できるようにする,
ということ。時の政権や世論しだいで,憲法が改正できるようになるということ。

それが何を意味するか。

長くなるので無茶苦茶な省略をするけれど,国家権力の暴走を許すことになる。
もっと具体的に言えば,戦争をする国になる。
大切な人の命が,よくわからない大義の下に犠牲になることが許される社会になる。

私は,そんな国になってほしくないし,そんな社会に生きたくない。
だから,憲法96条をいじることには,絶対反対。

↑こんなふうに,ネットを使って,言いたいことを簡単に言えるのも
憲法で表現の自由が保障されているから。言いたいことが言えるのは,
現代においては,多くの人にとって当たり前のことだけれど,
言いたいことが自由に言えなかった時代は,決して大昔の話ではない。
憲法96条をいじることによって,いとも簡単にその時代に戻り得る。
その意味でも,絶対反対。
2013.05.04 / Top↑
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