東海第二原発差止訴訟第3回口頭弁論期日
2013/07/11(Thu)
今日の午後2時から開かれ,私も弁護団の一人として参加した。
奇しくも今日,この訴訟の被告である日本原電は,
東海第二原発(と敦賀1号機,2号機)の再稼働を申請する意向を示したらしいね。

それはともかく。

今日の訴訟指揮には心底びっくりした。
(あくまで私個人の感想です。)
民事訴訟法148条1項は,
「口頭弁論は,裁判長が指揮する」とし,
口頭弁論期日の進行について,裁判長にその指揮権があると定めている。

一方,同法150条は,
「当事者が,口頭弁論の指揮に関する裁判長の命令(中略)に対し,
異議を述べたときは,裁判所は,決定で,その異議について裁判をする」
と定めている。

今日法廷で,当事者である原告から,裁判長の訴訟指揮に対して,
異議が出た場面があったの。

条文に明らかなとおり,当事者は,訴訟指揮に対して異議を述べることができるし,
それに対して,裁判所は,裁判,つまり何らかの判断をすることになっている。

原告らは,この条文を根拠として異議を述べたのだけれど,
裁判長は,なんと,「黙りなさい!」と一喝した。

本当に,びっくりした。

「傍聴人」が傍聴席から個人の意見を述べているのではない。
「当事者である原告」が,法の規定の基づいて異議を述べているのに,
それに対して「黙りなさい」とはどういうことだろうか。
そんな権限が,裁判長にあるのだろうか。

結局,裁判長が「閉廷します」と言い放ち,今日の法廷は強制終了。
異議に対する裁判はなされず,宙に浮いたままということになる。



余談ながら,ふと,修習生のときに見た訴訟指揮を思い出した。
個人が弁護士もつけずに行っていた民事訴訟だから,全く場面は違うけど,
ある原告が,裁判の進め方(要は訴訟指揮)に対してどころか,
裁判官に対する個人攻撃みたいな暴言や,近くで傍聴していた
(私たち)修習生に対して書類を投げつけるなど,大荒れになったことがあった。

でも,私たちの指導担当でもあったその裁判長は,ただの個人攻撃の暴言も,
とりあえずは発言を遮らなかったし,まして「黙りなさい」なんて
上から押さえつけるようなことは,一言も言わなかった。

比較には全くならないけど,なんか,帰りの高速道路でそれを思い出して,
今日の「黙りなさい!」が,悲しくすら思えた。
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コメント
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2013/07/11 23:12  | | #[ 編集] ▲ top
- No title -
秘密コメントくださった方,ありがとうございます。
原告の数が多い裁判ですので,異議が同時に多数出たりした場合,
裁判長がある程度大きな声で制するようなことはあるのかな,
と思っていたのですが,まさかいきなり,
「黙りなさい!」だとは思っていなかったので,驚きました。
2013/07/13 22:23  | URL | mico #-[ 編集] ▲ top
-  -
はじめまして。受験生です。

そんな裁判官の方がいるんですね。

ロースクールで裁判傍聴などに行った際、肩ひじつきながら、目をつむっていた裁判官を見て驚いたことがありました。しかも、刑事事件でですよ!被告人の人生がかかってるのに!!

でも、micoさんのブログに書かれている裁判官はもっとインパクトありますね。

いつも、ブログ楽しみにしてます。

micoさんのブログを拝見していると、即独するのも大変そうですが、とてもやりがいがありそうだと感じます。

2013/07/15 08:29  | URL | #-[ 編集] ▲ top
- No title -
15日8:29にコメントくださった方,ありがとうございます。
私も,刑事裁判(合議)で,完全に寝ている裁判官を見て,
驚いたことがあります。
「裁判官」とはいえ,やはり,所詮は「人」なんですよね。

即独は,しっかりと事前の準備をすることが必要ですが,
逆に,それができるのであれば,やっていけると思います。
今は発表待ちでしょうか?
今の時間も大切に,頑張ってくださいね!
2013/07/15 23:56  | URL | mico #-[ 編集] ▲ top
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