しっかり話を聞くこと
2013/12/10(Tue)
仕事をする上で,私が心がけていることのひとつ。
必ずしも十分にはできていないと思うけれど,可能な限り,
(特に相談の場合には)しっかりお話を伺うように心がけている。

相談にいらっしゃる方の中には,
すでに他ルート(公的機関の相談だったり,他士業,あるいは
弁護士の相談だったり)で相談したけれど…という方もいらっしゃる。

一通りお話を伺った後に,「実は前にも~~で相談したことがあるんです」
「そのときは全然話を聞いてもらえなくて…」と打ち明けられたり。

そういう打ち明け話を伺うと,今でもやっぱり思い出す。
自分が問題を抱えていて,
弁護士に相談したかったけど,できなかったときの気持ち。

弁護士にとっては,おそらく,
「同じ」に聞こえる話がたくさんあるんだろうと思う。
それは私も,弁護士としての経験からは,理解できなくはない。
「同じジャンル」に分けられる相談はあるわけだから。

でも,例えば同じ「離婚」の相談でも,
絶対に,完全に同じケースなんてありえない。例えば,
「配偶者の暴力が原因の離婚相談」と,くくることができるとしても,
(弁護士は,経験を積むにつれ,話を少し聞いた段階で,
「これはDV事案だな」みたいに自分の中で分類しがちだと思うし,
そのこと自体は,ある意味,スキルだから,悪いことではないけれど。)
相談する側からしたら,「初めて」のケースなんだよね。

弁護士に相談するんだから,法的にどうなのかを知りたいのは当然。
ビジネス的なご相談で,淡々とそれを説明して次に進む場合はそれでいい。

でも,法的にどうなのか以前に,自分の状況をわかってほしいときがある。

ものすごくつらくて,何とかしたい。でも自分ひとりではどうにもできない。
法的な解決なんかできないのかもしれない。でももしかして,これは
法的な問題として,解決する方法もあるのではないだろうか。
無理かもしれないけど,弁護士にきいてみたいな。
弁護士に聞いてもらって,裁判とかするような話じゃないというなら,
それはそれでいいし。

今は,(私が思い悩んでいた頃とは違って)法テラスという窓口もあるし,
弁護士の数も増えて,アクセスしやすくなったんじゃないかなと思う。
それでもやっぱり,まだまだ,弁護士に相談するということは,多くの場合,
非日常であることは間違いない。

そういう思いを,私は絶対に忘れない。
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