茨城県牛久市の弁護士小室光子の記録です

ヘイトスピーチ(差別的言論)について。

人は生まれたときには,他者との比較というレベルにおいて,
ゼロ
だと思う。同じ「人」として,自分の上も下もない。

そうであるにもかかわらず,
例えば性別,例えば人種や出身国,例えば心身の障害,
例えば学歴,例えば職業,

色んなことにおいて自己と他者の違いを見出し,
その人の判断において「自分より劣っている」と思ったときに
その対象に対して見下す表現や対応をするのはなぜなんだろう。
そういうことを,自分の中にも,「差別意識」があるんだと実感した,
高校1年生のときから考え続けている。
(当時の英語教師が,何でもない英語の授業の中で,そのことに
気づかせてくれた。)

結局人は,誰かとの比較において,(自分が優位にあると確認することにより)
自分の存在を確認したいんだろうね。「自意識」というやつ。

自分の存在意義を確認すること自体は,悪いことだとは思わない。
だって,自分なんかいなくても社会はもちろん,誰ひとりとして困らないし,
悲しむ人すらいないって思ったら,生きていられないから。

だけど,自分以外の他者を攻撃することによって,
自分の存在意義を確認するのだとしたら,それは,間違っている。
絶対に,間違っている。

他者を否定することは,結局のところ,自分の存在を否定すること。
否定の対象である他者を認識しているのは自分であって,
自分が認識した他者を否定することを通じて,究極,自分を否定しているんだよ。

そのことに,気付いてほしい。

それと同時に,(悪意はなくとも)差別意識を,ゼロの子どもに押し付けないでほしい。




子どものころ,実家の数軒となりに,「チョーセンジン」が住んでいた。
私は意味が全くわからなかったけれど,大人になってそれが「朝鮮人」だとわかった。
明らかに,その数軒となりの家を差別するような発言を,大人たちから聞いていたから,
子どもだった私も,そのお宅に対して,マイナスイメージを持っていた。
もちろん,理由もなく。
今,心底,恥ずかしいことだと思うし,たしかそのお宅には私より少し上の年代の
子どももいたし,当時どんな気持ちでそこに暮らしていたかと思うと,苦しくなる。

幸いにして,私はそのイメージを矯正することができた(と思っている)。
できないまま大人になり,次世代に,何の疑問も持たず,
(そして何の悪意もなく)イメージを押し付ける人もきっといるのだろうと思う。

大人たちこそ,当たり前だと思っている価値観を,今一度疑うことも必要だと思う。
コメント
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2014/03/16(日) 13:38 | | #[ 編集]
秘密コメントくださった方,ありがとうございます。
メールさせて頂きましたので,ご確認ください。
2014/03/16(日) 23:22 | URL | mico #-[ 編集]
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2014/03/23(日) 23:48 | | #[ 編集]
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