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弁護士小室光子の記録です

裁判官というのは,どういう存在だろう。

何度も書いているけれど,私は,自分の離婚問題に向き合ったとき,
弁護士という存在を意識したものの,敷居が高すぎて相談どころか
連絡を取ることすらできなかった,という経験があって,弁護士を目指した。

当然,裁判官なんて,弁護士以上に,遠い世界の存在だった。
だって,「人を裁く」存在だからね。人を裁けるのは,神だけかと思ってたから。
(私は無宗教だけど,なんとなく,神様,的なものはあるかと思う。)

でも,当たり前なんだけど,裁判官も「人」。

私が裁判官を「人」と認識できたのは,法科大学院に入った後だけど。
その後,司法修習生になって,より身近に裁判官と接する機会ができて,
さらには,同期で身近にいっしょに勉強していた人が裁判官になったりもして,
「裁判官も人間なんだよね」という,当たり前のことが,より実感できるようになった。

弁護士になって,日常的に裁判官と仕事で接するようになり,
いろんな裁判官がいることもわかった。
いろんな人がいるんだから,当たり前だけど。

この6年少しを振り返って印象的なのは,
法廷で,泣いた裁判官がいたこと。
詳細は書けないけど,真剣に事件に向き合って,当事者のことを
必死で考えて,思わず感情が出てしまったという,極めて人間的な場面だった。
法曹としては,裁判官が法廷で泣いちゃだめでしょ,と思うけど。

今日の仕事中に,ふとそんなことを思い出した。
2017.10.13 / Top↑
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