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弁護士小室光子の記録です

バリアフリーとかユニバーサルデザインとか
そういう言葉が浸透してから、もうだいぶたつよね。
けど、社会の実態は、まだまだ・・・・。

昨日、バス停で並んでいたら、車椅子の人がいたの。
付き添いの人もいて。

当然、後ろの扉から運転手さんの協力も得て
乗るもんだと思ったんだ。
これまでも何度か、そういう場面に出くわしているし、
時には私も手伝ったこともある。

まして昨日のバスは、車椅子のスペースも
ちゃんとある、低床バスだったし。

それなのに、結局、その人は、乗ることができなかった。
バスと歩道との段差をつなぐステップが使えなくて。
心底おどろいた・・・・。

ひどいよね、これって。
運転手さんは最初、低姿勢ではあったけど、明らかに
困っているというか、もっと言えば迷惑そうだった。

「後ろ(車)つかえてるんで、次のバスにして頂けませんかね。
次のは(車椅子でも)乗りやすいんですよ」とか言って・・・・。
「どうしてもというのでしたら、やりますけど」

それで取り掛かったものの、ステップが降りず、
「ずっと使ってないから固まっちゃってるんですよ」って。

なんじゃそりゃ。

もっとひどかったのは、乗客の男性(50代くらい)。
運転手が「ほんと、申し訳ありません。ちょっと無理なんで、
次のでお願いできませんかね。すぐに来ますから」
って頭を下げているのを見て、舌打ちしつつ、
「ったく頭下げなくちゃなんないんだもんな。たまんないな」

・・・・それって車椅子の人がバスに乗るのは迷惑ということですか。
思わず言いそうになったけど、言えなかった。

バスに乗るのなんか、誰にだって当たり前のことじゃん。
車椅子の人が乗るのだって、当然の権利じゃん。
自分がその立場になっても、同じことを言えるの?

あの車椅子の人が、どんな気持ちで
乗れなかったバスを見送ったかと思ったら、悲しくなったよ。


何もできなかった自分もまた、あの暴言オッサンと
大差ないかと思うと、情けない。


2006.11.27 / Top↑
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