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弁護士小室光子の記録です

私の父は、6人兄弟の末っ子で、
19のときには既に両親ともに亡くし、単身、
上京して新宿西口や浅草で放浪?暮らしをしていた。

その頃から、正月といえば浅草と柴又に
お参りをしていたらしく、私が子供のころも、
毎年必ず、その両神社にはお参りしていた。

平成10年の終わり頃、生死の境をさまよい、
平成11年になってから、どうにか「生」へ戻ってきた。

今は下半身不随の車椅子生活(とはいえ、元気いっぱい)。

そんな父を見て、母は毎年正月になると
「浅草と柴又に毎年参ってたって何のご利益もなかったね」
と言ってきた。

私はそれを聞くたび、
「そんなことないよ。ご利益あったから、死なないで済んだんじゃん」
と繰り返してきた。

今年も例によって母は同じことを言い、私も同じ返事をした。

しかし、今年は母から、笑いながら肯定する返事が返ってきた。
「そうかもしんないね。物は考えようって言うからね」って。

一瞬、耳を疑ったよ。母の口からそんな言葉が出てくるとは。

感動した。
人は変われるものなんだね、いくつになっても。

切り捨てたいほどにマイナス思考しかできなかった母が、
(ほんのちょっとだけど)プラス思考もできるようになったらしい。

娘としては、やっぱり嬉しい。
親が元気で笑っていてくれること、こんなに有難いことはない。

私も母親として、そういう存在であり続けたい。
(現状はいまいちダメだけど・・・・)
2007.01.03 / Top↑
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