茨城県牛久市の弁護士小室光子の記録です
択一試験対策の知識として
生まれた子に嫡出の推定が及ぶとか及ばないとか、
嫡出否認の訴えだとか親子関係不存在確認の訴えだとか
覚えるところだよね。

けどこの条文のために、戸籍を得ることができない子が
現実にたくさんいるんだということは、
(少なくとも受験勉強としては)あまり意識されない。


1項にはこう書いてある。
「妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定される」

そのため例えば、戸籍上の夫が行方不明等で、
離婚届が提出されないまま別の男性と(事実婚状態にせよ)
新たな家族関係を築き、出産した場合、生まれた子は、
このままでは戸籍上の夫の子という形でしか戸籍を作れない。

戸籍上は、「婚姻中」なので、何年も会っていない
戸籍上の夫の子と推定されてしまうからだ。
これを否定するには「親子関係不存在確認の訴え」が
必要になるわけだけど、普通、戸籍上の夫とはもう
関わりたくないよね・・・。


2項にはこう書いてある(一部略)。
「婚姻の解消の日から300日以内に生まれた子は、
婚姻中に懐胎したものと推定する」

この規定のために戸籍を取得できないでいる子の話を
テレビで取り上げてたの。
で、ちょっと調べてみたら想像以上にたくさんいるみたい。

例えばこの方のケース


択一知識の暗記をするにしても、常に
現実社会の問題と直結していることを忘れていはいけないね。
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