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弁護士小室光子の記録です

平成21年にローを修了する学生対象の
「検察庁見学説明会」っていうのがあって、
せっかくの機会だから参加したよ、今日。

検事総長のご挨拶に始まって、
ビデオ上映や、模擬取調室の見学、
本物の記録庫、証拠品庫の見学、現役の検事による
仕事内容等のお話、質疑応答、といった内容。

私は元々、いろんな「見学」が好きだしね、
ほんと、面白かったわ。

特に、検事になって21年目という検事の話は
面白かった。ムネオさん事件等を担当された方。
参加した学生からの
「捜査や公判を通じて信条にしているようなことはありますか」
という質問に、きっぱり、
「あります。冤罪を出さないことです」と言っておられた。

元々、司法試験の勉強をするきっかけが、冤罪事件への
興味で、最初は弁護士を目指しておられたとか。



冤罪事件は、検察の段階で防げる場合も
多くあるのではないかと思うのね。

ブログにもちらほら書いたことはあるけど、
どうして検察官は起訴したんだろう、もしかして
送致されてきた資料をちゃんとチェックすれば、
矛盾に気がつくことができたのではないか、
そういうケースも、きっとあるんだろうな、って。

だから、今日の検事の言葉、
「検事がきちんとチェック機能を果たすことが大事」
っていうのは、すごく納得した。
(ご自身はそれで不起訴にして、警察からなんでこれが
不起訴なんだ!って怒鳴られたことが何度もある、
だから僕は警察に敵が多いんだ、なんて笑ってた)

それに、すごいなと思ったのは、この検事さん、
警察の取り調べがずさんなんだ、みたいなことは
言葉の端にも全くなく、
「(冤罪が起きる原因は)まず警察の仕事の難しさにある。
何もないところから調べるんだからね」とおっしゃったこと。

こういう検察官ばかりだったら、
冤罪もずいぶん減るんだろうな、って思った。






2007.08.30 / Top↑
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