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弁護士小室光子の記録です

袴田事件の再審請求が棄却されたね。
1年ちょっと前,1審の合議に加わっていた裁判官が,
自分は無実だと思った,と告白したんだよね。
(2007.2.27,私もブログにちょっと書いたけど)

この事件が冤罪なのか,あるいは袴田さんが真犯人なのか,私にはわからない。
(個人的感情に近いレベルでは,冤罪なのだろうと思っているけれど)

だけど,袴田さんご自身は,誰よりもよく,それを知っているわけだよね。

で,もし,万が一,自分がやっていたとしたら,人を殺したのだとしたら,
それにもかかわらず「やってません」と40年以上も言い続けることができるものだろうか。

私なら,無理だろうと思う。
ちょとした秘密を持ってしまって,それを誰にも言わずに一生終える,
その程度のことなら,できると思う。

でも,人様の命を奪い,世間にも騒がれ,自分を信じて応援してくれている人が
身近な人から,全く見ず知らずの人まで,たくさんいる,そういう中で,
やったのにやってないって言い続けること,できるだろうか。

それに,これが冤罪だとしたら,真犯人は?
いつも思うことだけど,冤罪事件のもう1つの罪は,真犯人を処罰する機会を
永遠に失ってしまうこと。被害者にとっても,悲劇この上ない。
2008.03.25 / Top↑
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