茨城県牛久市の弁護士小室光子の記録です
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新64期の司法修習を終えた人で弁護士になる人は,
12月15日が一括登録日だったのだけれど,
司法修習を終えたものの,登録していない人が400人ほどいるらしい。
日弁連から送られてくるニュースに書かれていた。

裁判官に任官した人数が明らかではないそうなので,
その人数を去年と同じと仮定すると,弁護士登録の資格があるにもかかわらず
登録していない人が400名と推計されるとのこと。

ちなみに,ここ数年,同じ時期(一括登録日)に,
登録できる資格があるにもかかわらず登録しなかった人は,
新61期で89人,新62期で133人,新63期で214人だったらしい。
(いずれも約2000人のうち。)

登録せずに別の道(政策秘書とか)に進むという積極未登録者もいるけれど,
就職先がなく,即独の準備もできていないために未登録という人が多いんだろうな。
この現実は,どうとらえればいいのかな。

…色んな立場の人がいるから,なんとも言えないけど,司法試験に合格すれば安泰,
なんていうのは完全に過去の話であって,もはや神話みたいなものかもしれないな。
今日,答弁書を出した先が,修習でお世話になった部だった。
そんなこともあって,実務修習を懐かしく思い出したりして。
修習生のみなさんには,本当に,毎日を大切にしてほしいと思う。

あと,いわゆる即独が選択肢にあるのなら,少しでも早く,
今すぐにでも準備を始めた方がいいと思う。

地元に帰るとか,何らかのご縁がある開業地と,
人脈と資金が既に心配いらない状態であるというのならともかく,
そうでない場合は,それなりの準備期間が必要だから。

就職できなかったらそのとき考えよう,などというのでは遅いと思う。
もう今は,そういう消極的即独ではなくて,積極的に最初から
即独を準備している人も増えているからね。

もっとも,別に登録後すぐ開業する必要もないし,
二回試験合格後,すぐに登録する必要もないし,
選択肢はたくさんあるから,それぞれの事情に合わせて考えればいいんだよね。
そういう意味では,恵まれた立場だよね。
友人や後輩や知り合いがたくさん受けている。

みんなが無事に最終日を迎えられることを祈ってます。

二回試験は,「合格」を目指す試験というより,
「落ちないこと」を目指す試験なんだよね。

「合格」するためにどうすればいいかを考えることよりも,
「落ちない」ためにどうすればいいかを考えることのほうが,
実は難しいのではないかという気がする。

と勝手に言わせて頂くわけだけど(^^;

司法修習でお世話になった東京の法律事務所で開催された
ちょっとした会合(食べたり飲んだりの)にお誘い頂いて,
ちゃっかり参加させてもらったよ。
こうやってお誘い頂けること,本当にありがたいと思う。

同じ「弁護士」「法律事務所」と言っても,色々だよね。
当たり前だけど。

東京都の登録弁護士は今日現在で1万4468人,
茨城県の登録弁護士は,193人。

改めて並べて書いてみると,すごい人数差だね…。
単純に「東京」と「地方」の差とくくればそれまでかもしれないけど,
私の事務所がある茨城県牛久市から都内に入るのには1時間もかからないし,
なんか,ここまで違うことがちょっと不思議にも思える。


27日,日比谷野音での集会と,
その後のパレード(デモ行進だけど今はこう呼ぶらしい)に参加してきたよ。

主張は,私がここで繰り返すまでもないからあえて書かない。
けどほんと,法曹(裁判官,検察官,弁護士)になろうと思ったら,
司法修習を終えなければいけないわけで1年間は拘束されるのに,
アルバイトも禁止な上に無給って…。

事実上,アルバイトなんかしている時間はないから,
好き勝手にアルバイトで稼いでいいと言われても無理だけどね。

私が今ここに書いていることは,一面的な見方だとは思う。
ただ,あくまで私個人の思いとして(何度も書いているけれど)私は,
給費制でなかったら弁護士になることを諦めたかもしれない。

いや,そりゃあ,私なんか弁護士にならなくても誰も困らないよ,
と言われたら返す言葉もないけどね(^^;
現に,給費制ではなくなったことを理由として,
修習に行くことを断念したという人が存在するという事実は見過ごせないと思う。
少なくとも私は,司法修習生のときに給費がなくて貸与制だったら,
法科大学院に入学することはなく最後まで旧司法試験を受け続け,
それで合格できなかったら,弁護士になることを諦めていたと思う。
いや,旧司法試験を受け続けることなく諦めたかもしれない。

私は母子家庭の母親で,実家の援助があるわけでもなく,
息子と二人暮らしでやってきた。当然,お金なんかあるわけがない。

それでも法科大学院に入学しようと決心できたのは,
法科大学院生の間は限度額いっぱいまで奨学金を借りることで,
どうにか生活できるだろうと思われたこと,
卒業後最初の試験で合格し,修習生になれば給料がもらえる,
という見通しがあったから。

もちろん,最初の試験で合格することは大前提にあった。
自信があったわけではないし,母子家庭のくせに
(あ,「くせに」までは言われてないけど)
司法試験なんかやってる場合じゃないと言われたこともある。

けど,やるしかないという決意はできたんだ。
それはやっぱり,合格して修習生になれば給料がもらえるというのも
大きかったと思うんだよね。

給費制がなくなったら,
そういう一大決心をしてこの道を志す人は確実に減るだろうね。
そのことが,社会的にどういう意味を持つのか,損失なのか否か,
正直言ってよくわからないけど,
「法曹界に多様な人材を!」という理想は,理想のままになりそうだね。


10月27日に,給費制存続を求める集会が開かれます。
私も茨城県弁護士会から参加させて頂きます。


やっと、やっと、終わったよ、私の司法修習。
たぶん、普通に終わっていれば、この証書が届いても、
ふんふん、終わったんだね、くらいのものだったろうと思う。

けど、今日これを受け取って、ほんと想像以上に嬉しかった。
二回試験の発表を見たときも嬉しかったけど、
これを受け取るまでは(何度も確認したし大丈夫とは思っても)
もしかして、実は落ちていたりして…っていう一抹の不安もあったの。
発表現場で何か受け取るわけでもないし、掲示の写真撮影も禁止だったし。

今回の二回試験で残念だった方もいらっしゃることを思うと、
不謹慎とも思うけど、許して下さい。私、本当にほっとしています。

司法修習生の給費制打ち切り

色んなところで、色んな方が書いておられるので、私ごときが
出る幕でもないけれど、ほんと、ありえないと思う。

司法試験は今や、
基本的には法科大学院を卒業しなければ受けることすらできず、
そのために既に数百万円単位の借金をしている学生はたくさんいる。私もそう。

にもかかわらず、
司法試験自体、卒業してから2か月近くたってから行われ、
合格発表は卒業後の9月、順調にいっても修習生になるのは
法科大学院を卒業してから8か月ほども過ぎてからなわけで。
その間はアルバイトをする人が多いものの、稼げる額などたかが知れている。

そこへ来て、司法修習に行って1年間、無給って…。
兼業禁止なのでアルバイトもできないし。
どうやって生きていけというのだろう。
しかも、(私みたいに)二回試験に失敗して資格取得が遅れることだってあるし、
無事に修習を終えても、就職したいのにできない人もいる。
即独する踏ん切りがつかずに登録もしないでいる人もいる。

結局、親のスネをかじることが許されるとか、借金のアテがあるとか、
たくさん貯金をしていて数年は無収入でも大丈夫だとか、そういう
ある意味の恵まれた人でないと、なかなかこの道を選べなくなるではないか。
少なくとも、いったん社会人になってから司法試験を目指すことは、
かなりの勇気を要する選択であることは間違いない。

自分が食べてもいかれなかったら、人権とか社会正義とか言ってられないでしょ。
経済的に豊かな暮らしをしたいと思ってこの職業を選ぶ人は最早あまりいないだろうけど、
最低限の生活すらできないのであれば、どんなに徳のある人でもやっていけないと思う。

そういうわけで反対です。
法曹三者はもちろんのことだけど、
司法修習生にも守秘義務が課せられている。

そりゃあ、実務修習で見聞きする生の事件について、
守秘義務を負うのは当然のことだと思う。

けど、和光市にある司法研修所でどういう教育を受けているかについてまで、
そんなに秘密にしないといけないんだろうか。
もちろん、生の事件を素材とした教材(とはいえ、個人情報等が特定されないよう、
神経質なまでに、加工が施されているけどね。被疑者が使っていた携帯電話会社を
「NTTコドモ」にするとかね)について、慎重になるのは理解できる。

そうではなくて、たとえば模擬裁判をやってますとか、
こういう科目があって、こういう指導を受けています、ってこと、
むしろ公開すべきなんじゃないのかとも思うよ。
司法修習って何やってるの??ってこと
司法試験受験生でもあまり知らないんじゃないかな。私は知らなかったもん。
二回試験の科目についてすら、明確に理解したのは、私は修習に行ってからだった。
それまでにも聞いたことはあったけど、ぴんと来なくて。

司法修習を終えたら、裁判官、検察官、弁護士として
一般国民の権利義務に深く深く関わることになるわけで、
そういう人たちがどういう教育を受けて法曹という職業に就くのかは、
(税金から給料をもらって修習を受けるのであればなおのこと)
もっと公開されてもいいと思う。

あ、けど、誤解のないように言っておくと、
和光でやってることを口外するな、と教官等から言われたことはないので、
私が勝手に言ってはいけないと思ってるだけかもしれない。
修習生の間では、何となくそんな共通認識があったような気がして。
昨日は,弁護修習先で行われた勉強会に参加させて頂いたよ。

私が弁護修習でお世話になった事務所は,
弁護士が20人以上いる事務所だから,こういう勉強会も
自分のところでセッティングできるし,日常業務についても,
すぐに先輩弁護士にアドバイス頂けるという環境。

当たり前だけど,私にはその環境はありえない。
けど,努力と工夫次第で近い環境を作ることはできるはずだから,
同業者に限らず,人とのつながりを大切にしていこうと思う。

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